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工作機械と通信するときに必要不可欠な「通信条件」について解説!

今回は、NCプログラム通信ソフト「NAZCA5 DNC」を使用してNCプログラムを工作機械に送信、または受信するときに必要な「通信条件」について解説していきます。
この記事を読んで、スムーズに通信条件を設定しNCプログラム通信をしましょう!

ぜひ最後までご覧ください。

NAZCA5DNCのイメージ図

「通信条件」設定とは?

NCプログラムを工作機械へ送るには、NCプログラム通信ソフト側で「通信条件」を設定する必要があります。

「通信条件」はパソコンと工作機械を1対1で通信するか複数の工作機械と通信するかなど、接続方法によっても異なりますし、通信する工作機械によっても異なります。また、同じメーカーでも型番によって異なるケースがあります。
よって、接続方法や工作機械に合わせて、通信条件を設定していくことが重要です。
※工作機械の設定は、工作機械の取り扱い説明書をご覧いただくか、工作機械メーカーにお問い合わせください。

通信条件設定の用語解説

それでは、NCプログラム通信ソフト「NAZCA5 DNC」で通信条件を設定するときに必ず確認していただきたい設定項目について解説していきます!
通信条件設定は、NAZCA5 DNCのメニュー[設定]>[通信条件]>[編集]をクリックし起動してください。
(キーボード「fn」+「F3」または、NAZCA5 DNCの右上にある「通信条件設定」からも起動できます。)

 

【ポート】

通信ポートタイプ 接続に使用する機器や接続方法を選択します。
RS232C通信で、USBシリアル変換ケーブルを使用して接続している場合は[USB(*****)]を選択します。(*****)内が、お使いの製品の型番のものを選択してください。
通信ポート 使用するシリアルインターフェイス(データ転送時の接続口の種類)の通信ポートを選択します。
COM番号の確認方法はこちら
ポート使用 ポート使用を「する」or「しない」を設定します。通信するときは「する」を選択します。
「しない」に設定している場合は、NAZCA5 DNCのステータスバーに「未使用」と表示され、通信することはできません。
NAZCA5DNC「未使用」ステータスの図
自動受信 工作機械からデータが受信された際、そのデータを自動受信「する」or「しない」を設定します。
「する」にした場合は、受信操作をしなくても自動でデータを保存します。
自動受信切り替え 自動受信の切り替えを「する」or「しない」を設定します。
「する」にした場合は、送信中にデータを受信したときに送信をキャンセルし、自動で受信に切り替えてデータを保存します。
保存ファイル名など、自動受信についての詳細設定は[データ処理設定]で行ってください。

 

【通信条件】

以下は通信ポートタイプでFTP/FOCAS以外を選択した場合です。FTP/FOCASを選択した場合の詳細は、NAZCA5 DNCのヘルプをご覧ください。
※工作機械と同じ設定にしてください。

 

通信コード 通信時の文字コードを選択します。
※文字コード:『文字』と『文字に割り当てた番号』の対応表
ボーレート 通信時の変調速度を選択します。
ストップビット 一文字ごとのデータの終了を表すビット幅を選択します。
DC制御 ■DCなし
「DCコード」による制御をしません。
■DC-IN
送信時は相手側からDC1、DC3を受けて制御されます。送信開始時、DC1を待って送信を開始します。
受信時は、相手側からのDC2、DC4により制御されます。
■DC-OUT
送信時はDC2、DC4を出力し、相手側を制御します。 受信時はDC1、DC3を出力し、相手側を制御します。
■X-ON/OFF
送信時はCS信号がONになったら送信を開始します。通信中の制御はDC-INの場合と同じです。
受信時は、相手側(送信側)をRS/CS信号で制御します。
■ENQ/ACK
SPINUC-2000専用の設定です。SPINUC-2000と通信する場合はこれを選択してください。
※SPINUC-2000と通信する場合は、上記設定と合わせて[通信データ処理設定]画面>[高度な送信データ処理]の[ENQ/ACK制御]で「する」を選択してください。
DR信号 DR信号を確認「する」or「しない」を選択します。
DR信号は、当社標準ケーブルを使用した際にケーブルが正しく接続されているかを判断する信号です。
「する」の場合はDR信号がONでないと通信できませんが、「しない」の場合はON/OFFどちらの場合でも通信できます。

 

【データ処理設定】

データ処理設定は、NAZCA5 DNCを起動し、メニューバー[設定]>[データ処理設定] >[編集]をクリックし起動してください。
(キーボード「fn」+「F4」でも起動できます。)
※工作機械と同じ設定にしてください。

 

%展開 %展開処理を行う機能です。
■展開する
送信時はデータの先頭と末尾に%を付加します。データ中の%は全て削除します。
受信時は最初の%から次の%までのデータを受信します。
■末尾のみ展開する
送信時はデータの末尾のみに%を付加します。またデータ中の%はすべて削除します。
受信時は最初の%から次の%までのデータを受信します。
■展開しない
送信時はデータに%を付加しないで送信します。データ中の%は削除しません。
※受信時はデータを全て受信します。
■%を削除し展開しない
送信時はデータに%を付加せず、データ中の%を全て削除して送信します。
受信時は%を削除して受信します。
区切りコード 送信データ中の行の終わり(改行コード=EOBコード)を指定のコードに置き換えます。
[通信コード]が「EIA」の場合は、[区切りコード]の設定に関係なく「CR」に置き換えます。

 

以上が、通信するときに最低限ご確認いただきたい設定項目になります。
これらの設定をしていないと、データの送受信ができない可能性がありますので通信前に必ずご確認ください!

最後に…

通信条件について解説いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
NAZCA5 DNCを使用して工作機械と通信するときに必要不可欠になりますので、ぜひご確認いただけたらと思います。

また、今回は通信する際の最低限の確認事項についてご説明させていただきましたが、通信条件設定やデータ処理設定の項目を変えることで、NCプログラムの送信効率を向上させることも可能です!

これらの通信条件の設定は、NAZCA5 DNCのヘルプからもご確認いただけますので、参考にしていただければと思います。
また、通信ができない!などお困りごとがございましたら、弊社HPの「サポートに関するFAQ」をご覧ください!

 

サポートに関するFAQはこちら

 

《ご紹介した製品はこちら!》

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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