お役立ち情報ブログ
製品活用をはじめ、ものづくりに関する様々なお役立ち情報を発信してまいります。
スマートファクトリーを進める上での課題と解決策をご紹介
スマートファクトリーを進める上での課題
近年、製造業に求められるスマートファクトリーですが、実現にはいくつかの課題があります。
1 | 初期投資
IoTシステムやセンサーソフトウェアなど、スマートファクトリーを実現するための設備導入には初期投資が必要です。
また、投資効果の最大化や妥当性の議論に時間がかかり、導入に慎重になるケースが多いです。
2 | 技術の複雑性
IoTやAI技術の導入にはある程度の専門知識が必要です。
しかし、IT市場の拡大や技術進展の速さや少子高齢化による労働力人口の減少により、社内にIT人材を確保することが難しいのが現状です。
3 | セキュリティの脅威
ネットワーク経由のサイバー攻撃により、リスクが増大します。また、従業員のセキュリティに対する認識が低い場合、情報漏洩などのトラブルも招きかねません。
4 | 従業員の抵抗意識
新しいシステムの導入により、従来のやり方が変わることへの抵抗感や不安が生じ、社員から同意を得られないことがあります。
5 | ランニングコスト
定期的なメンテナンスやアップデート、サポート契約の継続など、サービスを受け製品を快適に使用し続けるためにはコストがかかります。
課題に対する解決策
上記に挙げた課題に対する解決策をご紹介します。
1 | 初期投資
- 段階的に導入
一度に全てを導入するのではなく、段階的に導入を進めることで初期投資を抑えることができます。 また、実際の動作や効果を確かめながら進めることで、社内の課題や優先事項が明確になり、その先の計画がスムーズに進みやすくなります。 - 助成金や補助金を利用
政府や自治体による助成金制度を活用し、初期投資を軽減できます。代表的な補助金制度として、「IT導入補助金」や「事業再構築補助金」などがあります。
2 | 技術的な複雑性
- 教育や研修プログラムの実施
教育に投資し社内でのスキルアップを図ることでIT人材を育成できます。また定期的に実施することで、最新情報や技術などの知識をアップデートできます。 - 外部専門家の活用
専門知識を持つコンサルタントや企業と提携し、技術的なサポートを受けることで、社内にIT人材がいなくてもスマートファクトリーを進めることができます。 さらに、社内の人材の適正配置につながります。
3 | セキュリティの脅威
- セキュリティ対策の強化
ファイアウォールや暗号化、定期的なセキュリティ監査を実施し、脅威からの防御を強化することでリスクを低減できます。
また、オンプレミス環境にすることは、物理的にサーバーやデータを外部から隔離することができるため、効果的な対策です。
4 | 従業員の抵抗意識
- コミュニケーションの強化
スマートファクトリーのメリットや導入目的を明確に伝え、従業員の理解を深めることで抵抗意識を減少できます。 - 参加型の導入プロセス
導入までのプロセスで従業員に積極的に参加してもらうことで当事者意識が生まれ、意欲向上につながります。また、導入後をイメージしやすくなり、変化に対する抵抗を減らすことができます。
5 | ランニングコスト
- ライフサイクルコストの分析
初期コストだけでなく、運用コストも含めたライフサイクルコストを評価し、費用対効果も考慮しながら長期的な視点で計画を立てることが重要です。
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まずは稼働監視・管理からスタートし、段階的に機能を拡張することも可能です。
≪ゴードーだからできること≫
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最後に
スマートファクトリーは、効率化や生産性向上など多くのメリットをもたらしますが、同時にさまざまな課題にも直面します。
これらの課題を解決しながら生産性を高めるためには、企業が一丸となり取り組むことや企業間の協力・連携が必要不可欠です。
自社で賄いきれない部分は、外部に委託するというのも一つの手かもしれません。
スマートファクトリーにご興味がございましたら、お気軽にゴードーまでご相談ください。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!