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加工現場のデータ管理

【加工現場向け】CADデータやNCプログラムを管理する重要性について解説

今回は、加工現場に必要な「CADデータ」や「NCプログラム」を管理する重要性について解説します。
製造現場でのデータ管理の現状と課題についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

CADデータをはじめとする、加工データ管理の現状

製造業では、製造を効率化するためにCAD/CAMシステムを導入してる現場が大半を占めています。
図面や加工工程がデータ化された現場では、加工に必要なデータをUSBメモリやパソコンのローカル環境へ保存したり、社内の共有サーバーへ保管したりするケースが一般的です。
USBメモリを利用する場合は、セキュリティを考慮した保管場所の確保が必要となります。 また、パソコンのローカル環境に保存している場合は、関連データが個人個人の管理になっていることも珍しくないでしょう。

加工データ管理は煩雑になりがちです

加工データ管理における課題

加工データの管理において、以下の課題が挙げられます。
 

 1 | USBメモリで保管している場合、所在不明になりやすく紛失のリスクが高い 

保管場所が決まっていたとしても、保管場所に戻していなかったり誰が今必要なデータが入ったUSBメモリを使用しているかが分からなくなったりします。
 

 2 | 複数のUSBメモリやパソコンを利用している場合、どれに何のデータが入っているかがわからない 

USBメモリやフォルダの中身を1つ1つ確認し、加工データを判別することは非常に時間がかかり手間となります。
 

 3 | ファイル名称や保管ルールの統一が難しく、必要なデータを探すのに時間がかかる 

ルールが統一されていないと、検索してもヒットせず必要なデータを見つけるのが困難になります。
 

 4 | 最新のデータがわからず古いデータで加工してしまう 

版管理ができていないと最新のデータを判別できず、過去のデータで加工してしまう事態を招きかねません。
 

 5 | 複数人でデータを利用している場合、同じデータを同時編集する可能性がある 

アクセス制限がなく、複数人が同時にデータを編集することで、正確な版管理とデータの整合性が保たれなくなるリスクがあります。
また、データを誤って削除してしまう可能性もあります。
 

 6 | 変更や修正があった場合に、変更箇所の特定が困難 

誰が、どのように変更を加えたかが不明確となり、データの整合性や信頼性に影響を与えます。
 
上記のように加工データ管理にはいくつもの課題があり、これらは製造や信頼に大きな影響を与えます。
 

加工現場に必要なデータを管理することの重要性

製品を製造するための工作機械を動かすためには、NCプログラムが必要です。このNCプログラムを作成するためには、加工工程データが必要です。さらに、加工工程データを作成するためにはCADデータが必要です。
このように1つの製品を製造するためには、複数のデータが必要になります。また、これらのデータに変更や修正が加えられるとデータの数は膨大になります。
複数の関連データが存在する加工現場において、 データ管理が不十分だとトラブルが起こった際の影響範囲が広いことが分かります。
よって、各データを適切に管理することの重要性は非常に高いといえます。

特にリピート品の加工や多品種少量生産の場合は、加工データを適切に管理することで過去のデータを素早く正確に見つけ、設計ミスや重複作業の防止と作業効率化が可能です。


加工現場のデータ管理は「NAZCA5 EDM Lite」におまかせ!

NAZCA5 EDM Liteは、加工現場での運用に特化したのデータ管理システムです。
CADデータをはじめ、NCプログラムや加工指示書など、機械加工に必要なデータを「手軽に」「セキュアに」一元管理できます。
 
機械加工に必要なデータを「手軽に」「セキュアに」一元管理できるNAZCA5 EDM Lite

加工現場向けデータ管理ソフト「NAZCA5 EDM Lite」 でできること

 1 | 加工データの一元管理 

「取引先」や「データの種類」ごとに加工データを階層構造で管理できます。
関連データを紐づけて管理することでデータの親子関係が明確となり、トラブルがあった際も影響範囲の把握が容易です。
加工データを階層構造で管理
 

 2 | 管理ルールの統一化 

 
「取引先」などの一部属性は選択式にするといった、自社独自の管理ルールを設定できます。 管理ルールが統一されることで、煩雑な管理を改善し目的のデータを確実に見つけることができます。
 

 3 | 加工データを素早く検索 

加工データに登録した属性(キーワード)を利用し、目的のデータを素早く検索できます。また、AND/OR検索でデータを絞り込み、検索時間を短縮できます。
 
● 属性とは?
「取引先」や「図番」など加工データを保存する際に登録するデータに関わる情報。
 
属性により目的のデータを素早く検索できる
 

 4 | 最新のデータを共有 

NAZCA5 EDM Liteの画面上には常に最新のデータのみが公開され、別の担当者が編集中のデータは、他の担当者が編集できないように排他制御されています。
さらに、データの横に編集中のアイコンを表示することで、データの状態を一目で判断できます。
これらにより、別の担当者が編集中のデータを誤って使用してしまう心配はありません。

 5 | セキュリティの担保 

担当者ごとに権限を設定できるため、意図しない加工データの保存や削除を防ぎます。
また、保管場所をシステム上にまとめることで、保管場所の確保やUSBメモリなどのメディア管理が不要となります。
 
● 権限とは?
「更新」や「削除」といった加工データに対する操作権限。
担当者ごと権限を設定できる

 6 | 変更履歴の見える化 

加工データを版管理できるため、過去のデータを呼び出し比較できます。 また、誰が、いつ変更したかを記録し万が一の時も迅速な対応が可能です。
さらに変更箇所のコメントを残すことで、変更箇所を一目で把握できます。
 
NAZCA5 EDM Liteはゴードーが提供するNAZCA5だけでなく、他社製のCAD/CAMソフトで作成したデータにも対応しています。
さらに、Excel、PDF、製品写真など、加工に関わるさまざまなデータ形式を登録可能です。 加工に関わるあらゆるデータの一元管理を実現できます。


加工データ管理の重要性を知っていただけましたでしょうか

加工データを適切に管理することは、データの紛失や取り間違えといったミスを防ぐだけでなく、検索にかかる時間を減らすなど作業の効率化にもつながります。
加工データ管理を改善したい方は、ぜひNAZCA5 EDM Liteではじめてみてはいかがでしょうか?
ご興味がございましたら、お気軽に弊社営業窓口までお問い合わせください。

 

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最後までご覧いただきありがとうございました!

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